愛犬の歯が欠けた日のことを、今でも思い出すとブルーになります。
原因は私が与えていたおもちゃでした。
マローボーン——犬用の骨型のかじるおもちゃです。うちの犬が大好きで、何度も何度も喜んでかじっていました。「喜んでいるから大丈夫」と思っていた。でも違いました。
気づいたら歯が欠けていた。動物病院に連れていったら全身麻酔・抜歯という結果になりました。
「知っていれば、絶対に与えなかった」
この記事は、あのときの後悔から書いています。同じ思いをする飼い主さんが一人でも減れば——それだけです。
この記事でわかること
- ✅ マローボーンで実際に起きたこと(実体験)
- ✅ 獣医師に言われた「安全なおもちゃの基準」
- ✅ 危険なおもちゃの見分け方
- ✅ 安全なおもちゃの選び方
【何が起きたか】愛犬の歯が欠けるまでの話
うちの犬はマローボーンが大好きでした。
骨型のかじるおもちゃで、与えようとするとお座りして待つほど笑。与えるとすごく嬉しそうにかじる。その姿が可愛くて、何度も何度も与えていました。「喜んでいるから大丈夫」「犬用として売っているんだから安全なはず」
そう思いこんでいました。
異変に気づいた日
ある日、愛犬の口元を見ていたら、舌でペロペロいつまでも続けていたんです。おかしいな〜と思って近寄って行こうとした時に床に白いものを発見。拾い上げると欠けた歯だということに気づきました。
最初は「あれ?」くらいの感覚でした。わりかし大きめの歯で欠け方が不自然、素人目にも「これは何かある」とわかりました。
すぐに動物病院に連れていきました。
動物病院での診断
かかりつけの先生に診てもらったところ、診断は明確でした。
「硬いものをかじって歯が折れています。全身麻酔をして抜歯が必要です。」
頭が真っ白になりました。
「おもちゃをあげていただけなのに、なぜ全身麻酔まで……」という気持ちと、「あんなに何度も与えていた自分のせいだ」という後悔が同時に押し寄せてきました。
全身麻酔・抜歯
手術は無事に終わりました。
でも全身麻酔は犬の体への負担が大きい。抜いた歯はもう戻らない。麻酔から覚めた愛犬を見ながら、「ごめんね」という気持ちしかありませんでした。
今でもあのときのことを思い出すとブルーになります。
「知っていれば、絶対に与えなかった」
それだけです。
【獣医師に言われたこと】安全なおもちゃの基準
抜歯のあと、かかりつけの先生からこう言われました。
「犬にはハサミで切れるものを与えてください。」
たったこれだけのことを、知らなかったんです。
この一言を聞いたとき、「なぜ誰も教えてくれなかったんだろう」と思いました。マローボーンは犬用として普通にペットショップで売っています。「犬用=安全」と思い込んでいた自分が恥ずかしかった。
「ハサミで切れるか」が基準になる理由
なぜハサミで切れるかどうかが基準になるのか。
答えはシンプルです。
ハサミで切れないほど硬いものは、犬の歯にとっても硬すぎるからです。
犬の歯は人間の歯より強そうに見えます。でも実は骨折(歯が割れること)が起きやすい。特に硬いものを全力でかじったとき、歯に強い衝撃がかかって割れてしまいます。
人間でいえば、硬い氷をガリガリかじり続けているようなイメージです。「たまにやるくらい大丈夫」と思っていても、繰り返すうちに歯にダメージが蓄積されていきます。
特に注意が必要なもの
先生の話と調べた内容をまとめると、以下のものは犬に与えるリスクが高いとされています。
- ❌ マローボーン(骨型のかじるおもちゃ)
- ❌ 本物の骨(牛骨・豚骨など)
- ❌ 鹿の角
- ❌ 硬いナイロン製のおもちゃ
- ❌ 硬いゴム製のおもちゃ(岩のように硬いもの)
共通点は「ハサミで切れないほど硬い」ということです。
「犬用だから安全」は思い込みだった
これが一番伝えたいことです。
マローボーンも鹿の角も犬用として普通に売っています。でも獣医師の間では「歯折れの原因になりやすいおもちゃ」として知られているものです。
「犬用だから大丈夫」という思い込みが、うちの犬の歯を失わせてしまいました。
安全なおもちゃの基準はこれだけです。
- ✅ ハサミで切れるか
- ✅ 指で押してへこむくらいの硬さか
- ✅ 噛んだときに繊維が出るくらい柔らかいか
この3点を満たしていれば、基本的に歯への負担が少ないおもちゃです。
【安全なおもちゃの選び方】歯に優しいおもちゃ選びの基準
あの経験から、うちの犬に与えるおもちゃが完全に変わりました。
正直に言うと、恐怖心からぬいぐるみチックなものしか与えられなくなってしまいました笑。
「また歯が欠けたら」と思うと、少しでも硬そうなものが怖くて手が出せない。過保護すぎるのはわかっているんですけど、あの経験をした後ではどうしても慎重になってしまいます。
でもぬいぐるみだけじゃ物足りないと感じる子もいますよね。そこで「安全でありながら、かじる欲求も満たせるもの」を基準に調べてまとめました。
安全なおもちゃの3つの条件
先ほどの獣医師の基準「ハサミで切れるか」をベースに、選ぶときの条件を整理しました。
✅ 条件① 指で押してへこむくらいの硬さ
硬すぎないことが最重要です。手で持って指で押したとき、少しへこむくらいの柔らかさが目安です。まったくへこまないものは歯への負担が大きいので避けましょう。
✅ 条件② 噛んだときに繊維が出るか・削れるか
ロープ系・布系・ラテックス系のおもちゃは、噛むと繊維が出たり少し削れたりします。これくらいの柔らかさなら歯への負担が少ないです。
✅ 条件③ 飲み込んでも安全な素材か
柔らかいおもちゃは細かくちぎれることがあります。誤飲のリスクがないか確認しておくことも大切です。定期的におもちゃの状態をチェックして、ボロボロになってきたら交換しましょう。
特におすすめのおもちゃタイプ
① ぬいぐるみタイプ
うちの犬が今メインで使っているのがこれです笑。柔らかくて歯への負担がほぼゼロ。中に綿が入っているので噛みごたえもある程度あります。破れてきたら中の綿を誤飲しないよう注意が必要です。
② ロープタイプ
コットン素材のロープおもちゃは、繊維が歯の間に入って歯磨き効果もあると言われています。引っ張り合いっこで遊べるので、コミュニケーションにもなります。
③ ラテックスタイプ
ゴム製でも柔らかいラテックス素材なら歯への負担が少ないです。押すと音が鳴るタイプが多く、犬が喜びやすいです。ただし耐久性が低めなので、ちぎれてきたらすぐ交換を。
④ 知育玩具タイプ
かじるだけでなく、おやつを隠して鼻で探させるタイプのおもちゃです。かじる欲求よりも「考える・探す」という欲求を満たすので、かじることへの執着を分散させる効果があります。
おもちゃを与えるときの3つのルール
おもちゃの種類だけでなく、与え方も大事です。
① 定期的に状態を確認する
どんなに安全なおもちゃでも、ボロボロになってきたら危険です。週に一度はおもちゃの状態をチェックする習慣をつけてください。
② 一人で遊ばせるときは特に注意
留守中に一人でかじっているとき、誤飲のリスクが上がります。これかなり危険なので注意が必要です!心配な方は外出中はおもちゃをしまっておくのも一つの方法です。
③ 与えすぎない
おもちゃを常に与え続けると、何でもかじる習慣がつきやすくなります。遊ぶ時間を決めて、終わったらしまうようにすると管理しやすいです。
安全なおもちゃ選びをまとめるとこうなります。
- ✅ ハサミで切れる・指でへこむくらいの硬さ
- ✅ ぬいぐるみ・ロープ・ラテックス・知育玩具が比較的安全
- ✅ 定期的に状態を確認して、ボロボロになったら即交換
【まとめ】同じ後悔をしてほしくない
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事を書いたのは「情報として役立てたい」という気持ちより、「同じ後悔をしてほしくない」という気持ちの方が強いです。
マローボーンをあげるたびに嬉しそうにかじっていた愛犬の姿を、今でも覚えています。
喜んでいたのは本当のことです。でも喜んでいるからといって安全とは限らなかった。その事実を知らなかった私のせいで、愛犬は全身麻酔をして歯を失いました。
今でも思い出すとブルーになります。
「知っていれば、絶対に与えなかった」
この一言に尽きます。
この記事でお伝えしてきたことをまとめます。
- ❌ マローボーンなど硬すぎるおもちゃは歯折れの原因になる
- ❌ 「犬用だから安全」は思い込み——ペットショップで売っていても危険なものがある
- ✅ 安全なおもちゃの基準は「ハサミで切れるか・指でへこむくらいの硬さか」
- ✅ ぬいぐるみ・ロープ・ラテックス・知育玩具が比較的安全
- ✅ 定期的におもちゃの状態を確認して、ボロボロになったら即交換
- ✅ 獣医師に言われた一言——「ハサミで切れないものは与えないで」
うちの犬は今14歳です。歯を失った経験から、今はぬいぐるみチックなものしか与えていません笑。過保護すぎるのはわかってます。
でもあの経験をした後では、どうしても慎重になってしまう。それくらい、あのときの後悔は今でも消えていません。
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